携帯電話デジカメ考

 暴言はきついでに、おいらなりに携帯電話のデジカメの存在意義を考えてみた。
 おいらは、メカヲタだから、携帯電話にデジカメが付くってのはそれなりに萌え要素なんだけど、だからといって、無理に欲しい機能ではないのね。「なんに使うんだろう?」ってのが疑問だし。
 スナップショット的な「時間を切り取る」使い方はわかるんよ。友達と一緒にとか、恋人と一緒に行った記念とか。写真としての「絵」じゃなくて、その時の記憶を呼び起こすキーワードとしてなら、よくわかるんよ。
 でもさ、携帯のカメラでさくらをアップで撮るってどうよ? 一緒に行った人とさくらを撮るんならわかるんだけどさ。綺麗な物を綺麗に撮る努力をせずに撮るのってなんの価値があるんだろ。たとえば、「ものすげー珍しい植物ハケーン! けどカメラ取りに帰る時間がないっ」とかなら、携帯のカメラで写した写真もじゅうぶん価値があると思う。でも、さくらよ? 綺麗だけどさ、プロがあの手この手で写真を撮り尽くしてるじゃん。繰り返しになるけどさ、それがはじめてデートに行ったときに恋人と撮った写真なら、その人にとっちゃプロの写真よりも価値が高くなるかもしれん。
 携帯のカメラは、綺麗な物を撮るためのアイテムじゃない。「その時間」を切り取るためのアイテムだと思う。