カレカノ - Pinky:あいらんど

最近、カレカノ読み終わりました。
数年前にアニメを見て、面白いなーと思って、嫁さんが単行本を買って、途中まで読んでいたのを、ようやく読破しました。
自分の中でマンガ読む時間は寝る前ってセオリーがあって、楽しみにしてる時間だったりします。
そんな感じで寝る前に読んでいるので、１日に１冊の半分しか読まなかったり、前日に読んだ部分を忘れて、再び読み返したりと、21巻全部読むのに３、４週間はかかった気がする。1カ月はかからなかったなぁってぐらい。

日記に書こうって思ったぐらいだから、おもしろかったです。「容姿端麗」とか「成績優秀（全国模試１番）」とか「スポーツ万能」とかが当たり前のように出てきますがｗ　ま、少年漫画にも「日本で一番」「世界で一番」「宇宙で一番」とかがゴロゴロしているのでおいといて。ゆきのんが「容姿端麗」で「成績優秀」なのは、物語の舞台骨なので必要な設定だと思ってます。
恋愛少女漫画にありがちなこそばゆい感じはあんまりしませんでした。
「高校生のほとんどが知っているインディーズ」とか「バスケ部なのでケンカが強い」との手書きとかは笑えるネタとして心に留めておきますｗ
あと、絵柄が最初と最後で全然違うってのも気になるけど、まあ、連載長かったからね。特に真秀が中盤から別人。総一郎は全編割と安定してた顔だった気がするけど、レイジと区別つかなかった…ｗ

この物語の最初は「彼女の事情」でゆきのんが主人公で彼女の本音と建て前の腹黒い二面性をネタにするギャグ調だったんだけど、後半の「彼氏の事情」に切り替わって有馬が主役になってくるとヤヴァイ。精神病んでる。子供の頃の虐待がトラウマっていうありがちな設定なんだけど、描写が踏み込んでてヤヴァイ。「こんな日に頭を撃ったら気持ちいいだろうなぁ」とか自殺願望あるし、自傷するり。負の面で感情移入してウツでしたよ。正直、メンヘルにはオススメできない。
そんな入院が必要なぐらいの悪い精神状態だったのに、ゆきのんの存在で回復していく有馬。こんな劇的な回復ありえねーと思いつつも、もし、回復しない物語だったら、と、考えるとさらにダークでうつな話になっていたと思うので、回復して良かったんだろう。そう思うと、エヴァはシンジの精神状態が悪いまま現実逃避で終わってる（TV) ＆さらに絶望する一言で終わってる(映画)から、気持ち悪いって感じたんだろうなぁ。（どっちも精神の有り所が主題でアニメの監督が庵野って共通点が）
そいや、今日wikiペディアでカレカノを検索してみたんだけど、ネタバレ満載で単行本読んだあとに見て良かった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E6%B0%8F%E5%BD%BC%E5%A5%B3%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%83%85
コレの後ろの方に「鋼の雪」OVAのリンクがあってビックリしたけど、リンク先は「たのみこむ」だった。
そいや、このマンガ、劇中劇の「鋼の雪」だけで単行本一冊使ってるんだよね。そのへん読み進むのに３日ぐらいかかった気がする。

アニメも良作だった。「彼女の事情」だけだけど。「14DAYS」で終わってるのが中途半端って感じだけど。ばっさり切るかもう少し先までやるかどっちかが良かったきもするけど、連載とアニメが平行してたみたいだからしょうがないかな。

思うに連載終了して一気に読めて良かった。

次はフルバあたり読もうかなぁ。さらにウツらしいけど。

うちはヲタ夫婦なので、自分が読んでいない漫画が数百冊家にあっていいねｗ
読み返したい漫画も大量にあるなぁ。