デジカメが見た色はどんな色?

今回の日記は長いですw
デジカメ好きな人はどうぞw

実は、自分は、今年春まで、デジカメの写真は無補正派(パソコンでの)でした。
(いまでも、屋外で撮ったのはほとんど無補正)

なんでかっていうと、補正すると、フォトショップであろうと、必ず劣化するからです。(例外もあるけど)

で、春から、マイミク某氏の導き(陰謀?w)でRAW撮影に手を出して、色調補正をするようになって…w

RAWとは何かってのを簡単にいうと、カメラの現像素子が受けた情報を無加工で保存する形式です。
一般的なjpegで記録する場合、
現像素子(RAW)→カメラ内で色調補正→jpeg
と、カメラが、(ユーザーが)扱いやすいjpegに変換してくれるのです。

カメラの現像素子の色の階調が48bit(機種によって違う?)、普通のjpegの階調は24bit。24bitというのは000000〜FFFFFFです。256階調×RGBの3色。
jpegで撮るって事は、デジカメの性能としては、画質を落として保存していることになります。
ただ、48bitの情報を元に、撮影時のカメラのセンサーの情報(ホワイトバランスとか)を基準に色調補正をしてから24bitで保存するので、画質を落とすといっても明らかな劣化にはならないです(とおもう(^^;;;)。

で、冒頭の、なんでフォトショップでも色調補正をすると劣化するのかというと、たとえば、明るくする場合、暗い部分の色を明るい色の方へ「持って行く」ので、明るい部分の密度が高くなって、結果的に、同じ色が多くなってしまうのです。
もともとは0〜255の幅があったのもを、単純に10%明るくすると、25〜255の幅で再現しないと行けなくなります。
この辺、ガンマをいじるとか、トーンカーブを極めるとかすれば劣化が少ないんですが、トーンカーブを理解するのは職人技ですw

それで、RAWなんですが、
ようは、カメラが自動でやっている色調補正を自分でやってしまうって事です。
RAWを元にしても、色調補正をしたら画質が劣化するのは避けられないんですが、RAWそのものは基本的に他人に(印刷所・写真屋などに)渡すデータじゃないです。RAWを扱ってる人のほとんどが(たぶん)RAWからjpegを作っています。
RAWからjpegを作ると、どっちみち48bitから24bitに劣化させるので、色調補正で色を偏らせても破綻は少ないです。

jpegで撮るのとRAWで撮るのの違いは、jpegを作るときの色調補正をカメラがやるか人間がやるかって感じです。
自分のキスデジの感覚ですが、カメラの色調補正もかなり綺麗に仕上げてくれます。屋内でも結構自然な色で出してくれます。

実は、「色合いを意識する」という点で見ると、jpegで撮るより、RAWで撮った方が楽だったりします。
屋内撮影で、光源が蛍光灯だと青っぽく感じるとか、白熱球だと赤っぽく感じるって思うようになったら、RAWの方が楽で簡単ですw
カメラで合わせようとすると、ホワイトバランスの微調整が必要で、自分は以前、ブラケット撮影してました。(1回のシャッターで別のホワイトバランスの設定+2枚、計3枚撮影)今では「RAWで撮ってあとからいじればいいじゃん」って感じですw

ここまでが前置き(なげーw)

で、「RAWでいじるとして、なにを基準に合わせたらいいの?」
って所に行き着いて、「どうも、明解な答えがなさそう」って思っているところですw
表題の「デジカメが見た色はどんな色?」です。
RGBとCMYKの違いとか、カラーマッチングの話ではなくて、もっと原理的な問題で、
自分のデジカメで、「赤い物を撮ったときに、データ上は何色になるかわからない」です。
自分のカメラでもそうですから、他人のカメラだともっとわかりませんw
この辺厳密にすると、「赤」とはなんぞやって話になって
光の波長の話になったり、目と脳のメカニズムの話に足をつっこみそうです(^^;;;;

あんまり厳密にすると身動きとれなさそうなのでw
現実的な対応策として、自分が同人誌の写真集で使う写真は、デジカメプリント屋に、まず一回目をテストプリントとして注文して(このとき、無補正でって言っておかないと大変なことにw)
仕上がってきたヤツを見ながら色調補正して、またプリントしてってのを多いときで3回しましたw

色見本が欲しいんですが、なかなか無いみたいなので、自分でつくろうかとおもってますw<ただ、色の付いたマスを並べているだけ